30代になった途端に、20代とは違う首周りの肌のざらつき、ポツポツ…
今までのなめらかさは一体どこに?もしかして老化の始まり!?
そのような悩みを抱えている30代女性は多いようですね。
普段からスキンケアを丁寧にしている人も、首周りのお手入れには無関心という人も多いんです。
洋服の襟元が邪魔だったり、髪の毛があってなかなかケアしにくいことも要因の一つかと思います。
顔であれば、ヘアバンドなどで抑えればいいですもんね。
首は、顔と同じくらい紫外線が当たったり、摩擦の多い、皮膚の薄い場所です。
全くケアをしなければシワシワゴワゴワになるのは当たり前ですよね。
30代女性の首周りのざらつきに関する悩みを解消するためには、まずはざらつきの原因を把握することが大切です。
原因がわかったら、あとは毎日こまめにケアするだけ。
ここでは、首まわりのざらつきの原因と対策について、詳しくご紹介していきますね。
昔はなかったのに…首のざらつき・ポツポツの原因とは?
10代・20代の頃は顔も首周りもつるつる・すべすべ・しっとり・つややか・・・
しかし、30代に入ってからは首周りの肌にざらつきが感じられるように。
一体なぜ??
顔と首周りの肌の状態のギャップがあり過ぎて、自分の肌に自信が持てなくなってしまった…と悩む女性も多いようです。
原因はケア不足なのでしょうか?
この首回りのざらつきの原因を知っていきましょう。
首にかけるアクセサリーが原因で、首周りの肌トラブルが起こることもある
年齢に関係なく、ネックレスやペンダントなど、首にかけるアクセサリーが原因で、首周りの肌トラブルを引き起こしてしまうことがあります。
例えば、金属にかぶれやすい人は、金属アレルギー体質になっているかもしれません。
普段は首周りの肌にトラブルが起こることはないという人も、体調によっては起こりうる可能性が。
首のざらつきやポツポツが気になる場合は、金属アレルギーも原因のひとつになっているんですね。
せっかく可愛いネックレスをつけていてもかぶれてしまってはテンションが下がってしまいます。
アレルギーになりやすいのは、
・ニッケル
・パラジウム
・コバルト
・クロム
・すず
・水銀
あたりと言われています。
これらの中に特に心当たりのない人は、普段つけているものの中に原因があるかもしれません。
ネックレスやピアス、指輪の他にも、歯科矯正器具や銀歯が原因になっていることも。
歯科に行くのが億劫で、ろくに取り換えもしないことによって、口内で成分が溶け出し、金属アレルギーを発症してしまう場合もあります。
心配なかたは、歯科と皮膚科でのWの検査をおすすめします。
自分が金属アレルギーなのかどうかをまずはチェックしておきましょう!
紫外線が原因で肌トラブルが起きることもある
30代の肌はとってもデリケートになり、紫外線の影響をより受けやすくなります。
顔への紫外線対策はできていても、首まわりの紫外線対策をしていない場合、やはり紫外線による肌ダメージは起こりやすくなります。
とくに、梅雨から夏の時期にかけては露出度の高い服を着ることも多く、首は紫外線に直接さらされることも。
首にも日焼け止めクリームをしっかり塗って、顔とともに首まわりも紫外線から守りましょう。
首の小さいポツポツがかゆい!!このできもの、実はアレだったんです
ターンオーバーの乱れが、肌のざらつきの原因になることもある
首まわりの肌のざらつきやポツポツの原因として・・・
不規則な生活習慣や睡眠不足、女性ホルモンバランスの崩れでの、ターンオーバーの乱れが考えられます。
首周りの肌を美しく維持することを考えるなら、「睡眠不足は美容の大敵」であることを自覚することが大事です!
夜10時~深夜2時までは熟睡し、質の高い睡眠をとるようにしましょう。
睡眠の質が良くなれば、女性ホルモンのバランスが整い、肌のターンオーバーをより正常に近づけてくれるはずです。
古い角質や毛穴に詰まった角栓はボコボコした肌に
顔の毛穴は毛穴が開いていたり、汚れが溜まっていたりするのでわかりやすいですよね。
首にももちろん毛穴はあるので、古い角質やヨゴレ、皮脂が詰まってしまいます。
この毛穴に詰まった状態を放置しておくと雑菌が繁殖しニキビや炎症のもとになってしまうんです!
ざらつきが気になったり、毛穴に詰まらせないようにゴシゴシと洗ってしまうのはNG!
一番いいのは、湯船にできるだけ毎日入るようにし、皮膚を柔らかくした状態でピーリングやスキンケアをすること!
日々のスキンケアで首のざらつきは確実に変わってくるでしょう。
乾燥は肌トラブルの元!
乾燥することによって様々な肌トラブルが起きますよね。
肌が乾燥することによってざらつきやすくなり、ポツポツも増える原因となります。
肌が乾燥するのは水分保持力が低下しているからなのですが、水分保持力が減る原因は肌への栄養が不足しているからだと言われています。
ではどのようにすれば肌へ栄養は行き渡るのでしょうか。
それはストレスをなくし、体を温め、バランスの良い食生活をし、睡眠をしっかりととることです。
こんなにあるとやる気をなくしてしまいますよね。
しかし、この生活を続けているとバリア機能が低下しさらに乾燥しやすい肌になってしまいます。
加齢によるざらつきポツポツ
これは年齢の関係なので仕方ない問題です。
もちろん人によって、ざらつきやポツポツのでる年齢は変わってきます。
しかし、ざらつきやポツポツは必ず起きる問題なので、今起こっていなくても気にしておきましょう。
年齢を重ねることによって、筋肉量は低下し、コラーゲンも減少することがわかっています。
コラーゲンが減少することにより、水分保持力が低下するため、ざらつきのない首を維持することが難しくなっていきます。
ざらつきやポツポツだけでなく、たるみやシミの原因にもなるため、外からコラーゲンを与える必要があります。
血行不良が原因
首は重い頭を支えている、疲労が溜まりやすい部位ですよね。
約5キロもある頭を首の筋肉と骨で支えているため、首や肩周りに負担がかかりやすくなる傾向に。
鎖骨上には体のリンパの通り道があり、頭や胸の重さで首やデコルテがこると血行やリンパの流れが悪くなります。
そして血行不良やリンパの流れが悪くなることによって首のざらつき、ポツポツ、たるみ、しわだけでなく、胸のハリもなくなってしまうのです。
首はむやみにこすらないこと
顔と同様に首周辺の肌はとってもデリケート。
入浴の際に、ナイロンタオルなどの固い繊維で首をごしごしこすってしまうと、肌のバリア機能が低下して、首のかさつきやざらつき、ポツポツの原因となります。
これまではそれほど気にならなかったかもしれません。
しかし、30代になると肌細胞の新陳代謝も少しずつ低下していくので、肌は優しく触れるようにしてむやみに刺激しないように心がけましょう。
普段使っている石けんが肌に合っていないのかも
30代からの首の肌トラブルの原因として、普段入浴の時に使う石けんやボディソープが肌に合っていない可能性も考えられます。
乾燥肌や敏感肌の人は、肌がとってもデリケートなので、石けんやボディソープをひとつ選ぶにしても、細心の注意が必要です。
石けんやボディソープで直接洗うのではなく、よく泡立ててから優しい手触りで皮膚を刺激しないように洗いましょう。
石けんでごしごしこすったりして、乾燥肌を引き起こすことのないように十分注意しましょう。
夏は汗をかいて首周りの肌がざらつきやすい季節
梅雨から夏の時期にかけては日差しが強くて、首まわりが汗でべとつくこともあります。
汗に含まれている塩分などで、首まわりのデリケートな肌に悪影響を与えることも。
汗をかいたらその都度、ハンカチやタオルなどで拭き取ると良いですが、それだけだと肌の乾燥を招くこともあるのでローションなどをつけておくと良いでしょう。
首まわりが汗ばんでしまうと衛生的にも良くありません。
汗をかいたあとはこまめにシャワーを浴びる!
その後にローションや保湿成分がたっぷり含まれたジェルなどをつける!
保湿を行って、潤いをしっかり補給しましょう。
首の肌のざらつきを気にしすぎて触ることが原因
30代になってから急な首まわりの変化に戸惑い、悩むあまりにざらついた肌をつい無意識に触れることも。
それが原因で、摩擦による刺激を加えてしまい、ざらつきやポツポツの原因になることもあります。
頻繁に手や指で触れることによって、雑菌が皮膚に浸入してしまいかゆみや痛みなどを引き起こすこともあります。
また、首まわりの肌はとてもデリケートなので、タオルで拭き取る時は肌をこするのではなく、上から優しく覆うようにして水分を拭き取ります。
ジェルやクリームを首につける時は、手や指を清潔にしてからつけるように心がけておきましょう。
首のざらつきに効く有効成分
首のざらつきやポツポツが一度気になってしまうとついつい触ってしまったりしますよね。
しかし、とくに皮膚科の先生に診てもらうほどの深刻な症状でない場合、それほど心配する必要はありません。
深刻な症状でなくても、そこに何かができていれば気になってしまうのが人間ですよね。
そこで私たちの身近にある食品や飲み物、美容成分などについて、ざらつきやポツポツを改善する効果の期待できるものをいくつかご紹介していきたいと思います。
有効成分:杏(あんず)
首のざらつきが気になる時は、果物の杏(あんず)を食べるのも良い方法です。
普段、スーパーやフルーツショップなどで、アンズの果実を見かける機会はそれほど多くはありません。
杏はアプリコットとも呼ばれていて、ドライフルーツとしても人気があります。
生の果実よりも杏のドライフルーツやジャムなどを見かけることのほうが、多いかもしれませんね。
杏が首の肌トラブルに良いといわれる理由は、β-カロテンが豊富に含まれていて、皮膚の乾燥を防ぐ効果が期待されているからです。
生の杏はなかなか入手しにくいですが、ドライフルーツならお手頃価格で手に入れられるんですよ。
しかも栄養価が高く、肌が喜ぶ栄養素が豊富なので顔とともに首の美肌対策にも最適です。
首のポツポツには杏が効果的って本当?
有効成分:ドクダミ
首の肌トラブルを解消するなら、毎日飲むお茶の選び方も重要になります。
肌を美しくするには体の内側からのキレイを目指すことが大切。
そのためには体内の老廃物や毒素を排出させる、つまりデトックスをすることです。
デトックスと言えば、昔から薬草として用いられてきたドクダミが有名ですよね。
ドクダミは独特のニオイとクセがあるので、飲みづらいかもしれません。
しかし、ドクダミをルイボスティーやびわ茶とブレンドすることによって飲みやすくなり、さらに美肌効果が期待できそうです。
ドクダミには、皮膚の細胞の生成をサポートする働きや、抗酸化作用などが期待されています。
顔・首だけではなく、全身のアンチエイジングにもピッタリの飲み物なのがわかりますね♩
有効成分:ハトムギ
ハトムギは昔から、皮膚の民間薬として用いられてきた食材。
とくに乾燥が気になる人や、美白を目指す女性には欠かせない食材です。
穀物としてのハトムギを白米にブレンドしておいしく炊いて食べることもできます。
ハトムギをお茶として飲むと、クセがなくてとても飲みやすいので食事の時にもおすすめ!
特にハトムギはむくみ解消、乾燥肌対策に良いとされています。
ハトムギに含まれるヨクイニンと呼ばれる成分は、生薬・漢方としても用いられているんだとか。
首周りの肌トラブルを解消したい人は、ハトムギ茶を飲む習慣をつけておくことをおすすめします。
有効成分:プラセンタ
美容成分の定番と言えば、コラーゲンやヒアルロンをイメージしますよね。
基礎化粧品でも配合されていることが多く、肌をもっちりとさせてくれる効果がありますよね。
そんなコラーゲンやヒアルロン酸と同じくらいポピュラーな存在となったのがプラセンタ。
プラセンタが配合された美容ドリンクやサプリメントなどを見たことはありませんか?
プラセンタは動物の胎盤のことをいい、ドリンクやサプリメントにはプラセンタエキスとして配合されています。
皮膚の新しい細胞を生成するためには、プラセンタの存在なくしては語れません。
プラセンタには、抗酸化作用や乾燥肌対策、美白作用なども期待されているんですよ。
つまり、首のざらつきやポツポツが気になる人も、そうでない人にもおすすめの美容成分です。
もうひとつ、プラセンタにはホルモンの調整作用があります。
女性ホルモンのバランスが崩れることによる肌のターンオーバーの乱れが気になる人にも、ぜひ摂取してほしい成分です。
活性酸素を除去する作用も期待されているので、紫外線による肌ダメージを予防・改善する働きもあります。
やっちゃダメ!ざらつき・ポツポツへのNGセルフケア
首まわりのざらつきやポツポツが気になるけど、皮膚科に行くほどでもないし。。
かといってエステサロンに行くと施術料金が高そうで、ついついあと回しになってしまっている人。
多いのではないでしょうか?
セルフケアで改善できれば一番いいのですが、間違った方法で続けてしまうとかえって逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
ここからは首のざらつき・ポツポツを解消するために、「やってはいけないセルフケア」についてご紹介していきます。
ピンセットで取る
首のざらつきやポツポツが気になるあまりに、ピンセットで取ろうとする人もいるようです。
この方法はとても危険な上、衛生的にも良くないので、絶対におすすめできません。
ピンセットに雑菌がついている場合、皮膚に雑菌が繁殖して広がってしまう可能性もあります。
また皮膚を傷つけてそこから化膿してしまう危険性も。
皮膚科で治療を受ける場合は、皮膚科専門医がピンセットを使うこともありますが、素人が使うのは危険なので絶対にやめましょう。
ピンセットで首の皮膚のポツポツなどを剥がしてしまうと、そこが跡になって残る可能性もあります。
かゆみをともなう可能性もあり、かきむしってしまうと、手指から雑菌が皮膚に繁殖する可能性もありますので絶対にやめましょう。
糸を使って取る
首のポツポツを取るのに糸を使う人もいますが、これもおすすめではありません。
その理由のひとつに衛生上の問題があります。
糸についた雑菌が首に付着する可能性もありますので、糸を使って取るのはやめましょう。
また、糸が首の皮膚に触れることによって摩擦を引き起こしてしまい、かゆみや痛みをともない皮膚にダメージを与える原因となります。
糸を使うことで、とくに肌トラブルがない箇所にもダメージを引き起こす可能性もありますので、このような方法で首周りの肌トラブルを解消しようとするのはNGです。
糸を使うことによって、首周辺の皮膚を縛ってしまうと、一時的に血流やリンパの流れが悪くなることもあります。
跡が残ってしまう可能性もありますので、注意が必要です。
ゴシゴシ洗って取る
ざらつきやポツポツが気になるからと、ナイロンタオルなどでゴシゴシこすって洗う人もいるようですが、強く摩擦することによって皮膚に刺激を与えてしまい、かえって逆効果です。
ゴシゴシ洗って皮膚を強く刺激すると、メラニン色素の沈着を引き起こしてしまい、その部分の皮膚の色が黒ずんでしまうこともあります。
首は顔と同じようにとてもデリケートなので、手指やナイロンタオルなどでごしごし強くこすってはいけません。
とくに、30代になると皮膚にトラブルを引き起こすリスクが高くなりますので、注意しなければなりません。
首は、顔以上に年齢が出やすい部位でもありますので、首を洗う時は優しく触れて肌への刺激を抑えるようにしてくださいね。
また、首にはリンパ液が集中しており、頭と上半身、下半身をつなぐ重要な役割を果たしているとともに、全身の健康と美容にも深く関わっています。
ごしごし洗うと、血液やリンパの流れにも影響して、全身の冷えやむくみ、肌のくすみの原因となることもあるので、優しく触れるように心がけて、いたわることが大切です。
市販の薬「イボコロリ」を使う
ざらつきやポツポツを取ろうとして、市販の薬である「イボコロリ」を使う人も中にはいるようです。
イボコロリと言えば、昔から薬局に必ず置いてある皮膚の塗り薬ですよね。
しかし、首の皮膚のざらつきやポツポツなどのトラブルに、これを使うのは適していません。
このような市販薬の場合、種類によっては強い薬剤が配合されたものもあり、全身の中でもデリケートな首周辺の皮膚には塗布してはいけないと、注意書に記載されている場合もあります。
市販薬の購入を考えている場合は、自分の独断で購入するのではなく、ドラッグストアの薬剤師に事前に相談しましょう。
アレルギーやアトピー体質の人、肌が弱い人や敏感肌の人は、とくに注意が必要です。
イソジンを使ってとる
イソジンと言えば、うがい薬の定番であり、どこのドラッグストアに行っても必ず置かれていますね。
そもそもイソジンはうがい薬であり、のどの不快なイガイガやのどの詰まり、痛みが気になるときに殺菌を目的として使われています。
イソジンには、ポピドンヨードと呼ばれる成分が配合されており、風邪の予防や風邪の初期症状であるのどの痛みに効果的です。
イソジンの殺菌力が首の皮膚にどのように働くのかはよくわかりません。
しかし、「イソジンを首まわりに塗ったら、皮膚のトラブルにも良い働きが期待されるのでは?」と考える人もいるようです。
うがい薬に配合されている成分によっては、皮膚を強く刺激する可能性も考えられますので、間違った使い方はしないことです。
首のざらつき・ポツポツの予防と改善法
首のざらつき、ポツポツを改善して、若々しいキレイな肌を保つには一体どうすれば良いのでしょうか?
皮膚科や美容クリニックに行って医師の診察を受ければ、塗り薬などを処方してくれるかもしれません。
また、エステサロンに行けば、プロのエステティシャンからボディエステやフェイシャルエステの施術を受けることもできます。
しかし、まずは自分でできる方法でセルフケアしてみてはいかがでしょうか?
今からご紹介する方法を実践するだけでも、かなりの効果を実感できるはずですよ。
摩擦を避けてざらつきやポツポツを回避する
首のざらつきやポツポツを予防・改善するには、皮膚への摩擦を極力避けることが大切です。
例えば、洋服やマフラー、ストールなどで首がこすれてしまうと、かゆみや痛みをともなうこともあります。
摩擦によって皮膚が刺激されることでメラニン色素が発生し、皮膚が黒ずんでしまうこともあります。
また、入浴するときに首周辺の皮膚を強くごしごしこすってしまうと、皮膚に必要な水分や保湿成分、皮脂が剥がれ落ちてしまい、乾燥肌になることもあります。
首は手で優しく触れるようにして、強くこすったり、スポンジやナイロンタオルなどでゴシゴシこすらないように気をつけておきましょう。
皮膚の新陳代謝を良くして首を健やかに保つ
首の皮膚トラブルを予防・改善するには、皮膚の新陳代謝を活性化しておくことも大切です。
通常は、約28日周期で肌の細胞がどんどん新しく生まれ変わっていきます。
しかし、冷えや女性ホルモンの分泌量の変化、睡眠の質が悪い場合は、肌のターンオーバーに支障をきたす可能性もあります。
不規則な生活をしないように心がけるとともに睡眠の質を良くすること。
そして、毎日の食事の質を高めて新陳代謝をより活性化させるように心がけておきましょう。
毎日の食事では、
ビタミンB群
ビタミンC
ビタミンE
などの栄養をバランス良く摂取しましょう。
ビタミンAが多く含まれた食材にはマンゴーやかぼちゃ、果物の杏(あんず)、うなぎなどがあります。
ビタミンB群が多く含まれた食材にはお麦や玄米、豚肉、まぐろなどがあります。
ビタミンCと言えば、美容のビタミンであり、レモンやみかんなどの柑橘系の果物やキウイ、いちご、そしてじゃがいもやさつまいもなどのいも類にも多く含まれています。
ビタミンEは、アボカドやごま、ナッツ類などに多く含まれており、若返りのビタミンとも呼ばれています。
ビタミン以外のところでは、ミネラルの中でもとくに亜鉛をしっかり補給しておきましょう。
亜鉛は、肌の新陳代謝を活性化させる効果があり、美肌をサポートしてくれる成分のひとつです。
首のトラブルが気になる人には、亜鉛が多く含まれる牡蠣やあさり、しじみなどの魚貝類を積極的に摂取しておくと良いですよ。
・ビタミンA マンゴー、かぼちゃ、杏、ほうれん草、人参
・ビタミンB群 レバー、玄米、豚肉、マグロ
・ビタミンC いちご、レモン、キウイ、サツマイモ、ゆず、ブロッコリー
・ビタミンE アボカド、ブロッコリー、アーモンド、モロヘイヤ、抹茶
・亜鉛 レバー、鶏肉、豚肉、卵、牡蠣、チーズ
紫外線ケアで首トラブルを防ぐ
紫外線を浴びることで、ざらつきやポツポツだけでなく、シミやしわの原因にもなります。
顔や手足に日焼け止めクリームやジェルをたっぷり塗ることはあっても、首につける人は意外と少ないのではないでしょうか。
首にUVカット機能がついたスカーフを巻く、できるだけ首の肌の露出は控える、首にも日焼け止めジェルをたっぷり塗っておくなど、普段から意識しておくと良いですね。
また、紫外線の放射量が多い時間帯の外出はできるだけ避けることをおすすめします。
とはいっても、外出する時間帯を気にしていられない場合もありますので、外出するときはできるだけ日陰の場所を通るように心がけておきましょう。
帽子は、なるべくツバが広いタイプのものを着用して、首の後ろ側もしっかり紫外線を防ぐようにしましょう。
首まわりのスキンケア
30代になるとコラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどの定番の美容成分が少しずつ失われてくるため、顔以上に首の年齢肌が気になるものです。
つまり、顔よりも首にはもっと気をつけなければならないということですよね。
なんだか首のスキンケアって難しそうと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
顔と首のスキンケアを別々に分けて考える必要はなく、首も顔の一部だという認識を持っていれば良いのです。
顔につけるローションや美容液、クリームなどは、顔につけるだけではなく普段から首にもまんべんなくつけましょう。
これで、首の乾燥を防ぎ、水分や保湿成分、美容成分をたっぷり補給することができます。
首に化粧水や美容液をつけるときは、肌を優しく包み込むようにして優しく触れるのがポイントです。
強くこすってしまうと、摩擦による刺激で肌にダメージを与える原因となりますので、注意しましょう。
もうひとつ、紫外線のダメージを防ぐための美白ケアも必要になってきます。
紫外線の影響により、首のしわ、シミ、ポツポツなどを引き起こす可能性もあります。
なので普段から、ビタミンC誘導体などの美白成分が含まれたローションや美容液を首にもつけておくと良いですね。
スマホの使いすぎて実年齢より老ける
スマホってSNSや動画、ゲーム、美容サイトなどずっと見ていても飽きないですよね。
しかしスマホの使いすぎは、あなたをどんどん老けさせる原因に!
スマホをずっと見ているとずっと下を見ている姿勢になりがちですよね。
すると、本来使われるはずの筋肉が使われず、内臓の圧迫、たるみの原因、血行不良など様々なことの原因となります。
また、無表情になりがちなので首だけでなく顔のたるみにも!
年齢を感じさせない綺麗なあなたでい続けたいのであれば、スマホを触る時間を極力短くしましょう!
枕を使うことで首のしわなどを作ると思っている人は多いようですが、枕自体には問題はないと言われています。
高さが高すぎる枕は首に負担をかけるので、自分の首にあった枕を使うようにしてください。
個人的におすすめのまくらは、低反発まくらです。
姿勢を良くすることで、様々なメリットあり!
デスクワークが多くパソコンをずっと扱っていたり、立ち仕事で体重のかけ方にクセがある人は姿勢に要注意です!
デスクワークだと気付いた時に姿勢を正すことはあるかもしれませんが、それも一瞬の間であることが多いです。
自分に適した姿勢を取れるように調節できるものから自分にあった環境を作りましょう。
立ち仕事であると、姿勢の掛け方にクセが出てしまい片方に重心がかかってしまいがちになりますよね。
また、腰を突き出し背骨を曲げた状態でバランスをとってしまうこともあるので、骨盤の歪みなどの骨の歪みが出てしまう原因に。
首のざらつきだけでなく、骨盤の歪みによって体のバランスが狂い、太りやすくなることもあるのでできるだけ意識して姿勢を保ちましょう。
ピーリングを行うことでもっちり卵肌♪
先ほど説明した皮膚の新陳代謝を効率よく促すためには、古い皮膚を剥がすように働きかけねばなりません。
そんな肌のターンオーバーを促すスペシャルケアとしてピーリングが効果的!
古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを正常にしてくれるピーリングは顔だけでなく体にも必要な存在!
クリニックでは治療の一つとしてピーリングを行っていますが、お金も時間もかかります。
そのため、自宅でピーリング作用のある石鹸やジェルを使ってケアするとより効果がわかりやすいかと思います。
首であれば、週に2〜3回ほどケアするのがおすすめ!
ピーリング後にはしっかりと保湿を行い、柔らかい肌を維持できるようにしましょう。
また、日中に行った場合は紫外線対策も行っておきましょう。
マッサージを行って若返り肌!
首回りのスキンケアを行なった後に軽くマッサージを行うことで、デコルテのしわやたるみにも効果的です。
摩擦を避けるために必ずクリームやオイルを塗ってから行いましょう。
マッサージの方法は軽く上を向き、首の上から下に向かってリンパを鎖骨に流し込むイメージでマッサージしていきましょう。
手の当て方は自分のマッサージしやすい方法でOK!
リンパマッサージで顔から耳元、首から鎖骨へと流すことでより、顔のむくみなどもスッキリすることができるでしょう!
シェービングを行ってつるん肌に
お肌がざらざらしている原因にはシェービングもおすすめ!
シェービングは必ずサロンでしてもらいましょう!
サロンではシェービング前に、スチームを当てて皮膚を柔らかくして皮脂を溶かし出します。
皮脂を溶かし出したら、お肌を綺麗な状態にしシェービングを行なっていきます。
シェービングはお肌のざらつきに効果的なので、即効性を感じたい人にはおすすめです!
自分で処理するセルフシェービングは、摩擦によってざらつきを増やしてしまう原因があるため、かなり毛深い人以外は避けてください!
お湯を使うならぬるま湯をチョイス♪
シャワーでもお風呂でも熱めのお湯を好む人は多いのではないでしょうか。
冷えた体を温め、汗を促してくれる感じがして気持ちいいですものね。
しかし、皮脂をしっかりと落としてくれる熱いお湯はざらつきを更に悪化させる原因に!
40度以上のお湯を使うことで肌に必要な潤いまで洗い流してしまいます。
石鹸やシャンプーの洗い残しがないようにだけしましょう!
皮膚のざらつきやポツポツは病気の症状かも!
症状①:ニキビ
首やデコルテなどにできるニキビって小さいものではなく、ぷっくりと大きいものが多い印象があります。
そんなニキビには顔と同じ方法をしていても治りません。
毛穴のつまりやニキビによる改善方法は
・こすらず優しく洗う
・清潔にしておく
・保湿は適度に
この3点が重要です!
顔と違って体は垢が溜まりやすいので、ついついゴシゴシと洗ってしまうのではないでしょうか。
湯船に15分ほど浸かり皮膚を柔らかくして、たっぷりと石鹸を泡だてて、優しく撫でるように洗ってあげましょう。
お風呂からあがったあとは、タオルをポンポンと押し付けるように水分をとるように拭きましょう。
そして、乾燥する前にクリームで保湿することが大事です!
症状②:アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の人は、友人にもかなりいたので付き合っていく辛さはわかります。
アトピー性皮膚炎は乾燥肌・敏感肌に起きやすい症状です。
しっかりと保湿を行うことで緩和することもできますが、皮膚科にて処方された塗り薬を塗ることによって、衣服などの摩擦や乾燥から守られます。
体の不調によって現れることもあるので、生活習慣の見直し、ストレスをためないように気をつけましょう!
症状③:サメ肌(毛孔性苔癬)
サメ肌って聞いたことがあるかと思います。
サメ肌とはかなりの乾燥によって起こるので、自分の肌に合う保湿を行いましょう。
どんな肌にもあう、シンプルなクリームで保湿を行うことが大事です。
特に発売してから長年愛されているようなロングセラーアイテムの方が良いでしょう。
最近はサメ肌にも対応している薬用クリームも販売されているので、日頃のケアで改善していきましょう!
「メンソレータム ザラプロA」「小林製薬 ニノキュア」などが特におすすめです!
皮膚疾患である場合もあるので、自己判断せずに皮膚科にかかることも一つの方法です!
皮膚科によっては、保険が適用される角質除去効果のある塗り薬を処方してくれる病院もあります。
美容皮膚科などに行けば、保険は適用されませんが治療法はあります。
レーザー治療や肌のターンオーバーを促してくれるケミカルピーリングなどの治療法があります。
症状④:マラセチア毛包炎
マラセチア毛包炎は身体中にできるものですが、主に背中にできる炎症です。
背中で見えにくいため「なんとなくブツブツしているような…ニキビかな?」と思って放置してしまう人もいるんだとか。
ニキビと比べてかゆみや痛みがないので、そのうち治るだろうと思って放置していませんか?
マラセチア毛包炎は、人に皮膚にもともといるカビが原因です。
ひどくなる前に皮膚科で薬の処方をしてもらいましょう。
自然治癒では治りにくいため、皮膚科にて抗真菌外用薬など効果的な塗り薬を処方してもらうことが重要。
原因によって適切な治療薬は変わってくるため、自己判断せずにかかりつけのお医者さんに頼ることも快方に向かうために必要なことです!
放置していれば将来的にニキビ跡のようになってしまいますよ!
まとめ
いかがでしたか?
「首の肌トラブルを防ぐために首にもスキンケアって必要なのね。」と初めて認識した人もいれば、
「普段からきちんとスキンケアしているつもりだけど、入浴する時に強くこすったりすることもあるから気をつけなきゃ。」と改まった人もいるかと思います。
「30代に入ってから、首のスキンケアの重要性について初めて知ったんだけど、もう遅くない?」と心配する人もいるようです。
しかし、肌の細胞は新陳代謝によってどんどん生まれ変わっているので、もちろん今からスタートしても大丈夫ですよ。
首まわりのスキンケアが大切だということに気づいたその日からケアを始めることが大切です。
・ツバの広い帽子をかぶって首の後ろまで紫外線をカット
・美肌・美白肌のための良い栄養素をたっぷり補給
・顔に化粧水や美容液をつける時は、首周りにもしっかり塗っておく
普段の生活からこれらのセルフケアを行うことで、首まわりの肌にも変化が現れるはずです。
顔よりもデリケートな首まわりの肌を優しくいたわってあげて、あなたも首元美人を目指しませんか?